4月14日(水)


今日、教室にレッスンにお越しいただいた竹内さんは3人の女の子のお母さんです。
その彼女のお子さんが先日、小学校の一年生になりました。
彼女は、子供の為に手作りで6年間使える手提げカバンを作ったのですが、
「夜中に一生懸命作ったけど、子供はお母さんの手作りを理解してくるのかな・・・・。」って。
今は、理解できなくても大人になると母の手作りをちゃんと分るって思う。
うちの母は、何の取り柄も無い人だけど、子供の頃のおやつは母の手作りの
バナナや苺の入ったシュークリームやマドレーヌ、朝食は、母の手作りパン。
5年生の時に友達で胸当てのスカートをはいた子がいて、その当時、胸当てのスカートは、
どこにも売ってなかったので、母に「このスカートを作って!」っと
スカートを見せる為に友達をうちに連れてきて、母に胸当てのスカートを作ってもらったのでした。
そんな母の手作りの影響が、今の人形作りの原点のように思うのです。
手作りはお金に換えられないその人の気持がこもっていて、
どんな素敵な既製品をもらうよりも嬉しかったりします。
中学の1年の時に、親友だった雅子さんが私の誕生日に焼いてくれたアップルパイ、
小学校の5年生の時にMy Worksの1ページに登場した親友のモーコがくれた
フエルトで出来たマスコットは、今でも大切に持っています。
きっと、彼女も私にこれをプレゼントした事を忘れているでしょうが・・・・。



手作りって、作った人の温かい気持がこもっているのです。
子供だって、必ずそれを感じて育つ・・・・っと思うのです。
今は、学校の雑巾も100円ショップで買えるけど、こういう殺伐とした世の中だから
お金を出せば何でも買える世の中だから
手作りの温もりを感じられる、作った人の優しい気持を忘れない、
そういう子供に育って欲しいものです。